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言葉による伝え合い

7月に年長さんが中心となって開催する「こどもまつり」があります。

子どもたちからおまつりの話題は出てこなかったので、先生たちがちょっぴり導入。

「年長さんが去年やってたおまつり楽しかったね!」「またやりたいな~って年中さんが言ってたよ」とつぶやくと「今年は私たちがやってあげればいいんじゃない?」とAちゃんが発言。それを聞いて「いいね!」「やろう!やろう!」と他の子も賛同しました。


どんなお店があったらいいかな?

食べ物屋さん、ゲーム屋さん合わせて15種類も意見が出ました。


そこで先生が「あんまり多すぎても準備しきれないよね?」とつぶやくとAちゃんが「子ども達に相談してみたらいいんじゃない?」「多数決で決めてもいいかもしれない」と発言。

そこで、先生はAちゃんに進行役をお願いする事にしました。



「〇〇がいいひと~」と進行して、挙手した人の人数を数えて、人気ベスト3までを発表。

(今までの経験から実行)


翌日。たくさん出たお店を合体することでお店自体の数を減らせば色々な物を作って売ることが出来る事に気付いた子ども達。どれが合体できそうか、似ているものはあるか子ども達に投げかけると「やきとりとチキンはお肉チーム」「焼き鳥も焼くから焼くチームでいいんじゃない?」「射的とガチャガチャは景品がもらえるから合体できそう」と、子ども達自身で考え、理由を持って発信している姿に成長を感じました。すみれの子ども達は、年少の頃から小さな話し合いを積み重ねています。自分の意見を発信する経験、受け入れてもらう経験、逆に受け入れてもらえない経験も。その中で悔しい思いをしたり、折り合いをつける経験を丁寧に積み重ねます。思い通りに行かなかったから嫌だ!もうやらない!ではなく、これはこれで良かった。やってみたら楽しかったとポジティブに捉えられるように、保育者も関わることを心がけています。



どのお店を担当するかを決めてからはグループごとに分かれての活動。どんな材料を使って、どんな風に作るのかを話合い。イメージ図も完成させました。



魚釣りは、どんな素材で作れば水に入れても大丈夫か実験。



これから本格的に品物作りに取り掛かります。

経験しながら「これもあった方がいいかも」「こんな風にしたら皆が喜ぶかも!」と気付いていく子ども達。その姿を拾いながら、保育者も仲間の一人として一緒に活動に取り組んでいきます。


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